久方ぶりの更新です。
ブログで紹介したい場所は多々あるのですが、スマホから写真が取り出せない(やり方がわからない)などの問題から、更新が面倒くさいなどの問題から、なかなか記事を書けていないのが現状です(助けて)。
私はミーハーなところがあるので、昨年には鎌倉にある『明月院』へ、旬の紫陽花を眺めに行ってきました。
明月院は、室町時代の初代関東管領・上杉憲方を開祖とする、臨済宗の寺院(いわゆる禅寺)です。
もとは鎌倉時代5代執権として辣腕を振るった北条時頼が興した『禅興寺』という寺の塔頭(たっちゅう、支院のこと)でしたが、親の禅興寺は歴史を経るごとに衰え、明治初年頃には廃絶。
今は明月院だけが残っています。
そのためか、北条時頼の墓所を始め、由来の史跡や品が多く残されているのも特徴です。
また、明月院は「アジサイ寺」としても知られており、敷地内にはたくさんの紫陽花が植えられています。
この紫陽花、由来は決して古いわけではなく、戦後物資の貧しい時代に参道を整備しようとしたところ杭が不足したため、代わりに「手入れが要らずよく生える」紫陽花を植えたのが始まりだそう。
・参道を彩る紫陽花




また、参道以外にもところ構わず紫陽花が植わっています。
いささかやりすぎな感があるのは私だけでしょうか。


・明月院やぐら
崖をくりぬいて作った墓室です。上杉憲方の墓所であると言われています。


・宗猷堂と石庭
明月院境内は、まるごと国の史跡に指定されています。



・竹林
青々と茂っています。


今年ももうすぐ紫陽花の時期ですね。
視界一面の紫陽花の花々、皆様にも是非一度ご覧頂きたい風景です。
バカみたいに混んでますけどね……。
明月院(明月院)
JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩10分
拝観料 300円