人生最後の旅に出る その3(苫小牧~札幌・時計台)

01.人生最後の旅に出る
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その2からの続き>

苫小牧のホテルで、目を覚ましました。
そういえば、家を出てから向精神薬を飲んでいません。
このあたりで本当に身体が辛くなってきたのを覚えています。

苫小牧駅からJRに乗り、とりあえず札幌へ向かいます。

大都会札幌

美しい札幌大丸

とりあえず精神科へ行き、お薬を貰いました。
診察では嘘ばっか吐いてすみません。

適当に市内をブラブラします。

札幌市旧庁舎
レトロなレンガ造り、素敵です

維新開明を思わせる建築

北海道大学植物園
残念ながら閉園日でした。

ローズヒップティー
途中で身体が参ってきて、カフェで休憩しました。
ローズヒップには神経の昂ぶりを鎮める効果があるそうです。

札幌時計台
長崎のオランダ坂、高知のはりまや橋と並んで「日本三大がっかりスポット」なんて言われることもある札幌時計台ですが、個人的には全然ガッカリしませんでした。
古い板張りの建物は素敵ですし、中の展示も大変充実しています。

唯一つ不満な点を挙げるとすれば、周囲の風景との調和があまりにも取れていないことです。
時計台、時代を感じさせる下見板張りの素晴らしいコロニアル建築なんですが、周囲には高層ビルが林立していて、時計台の存在感を希薄にしています。
もっと開けた土地にドーンと建っていたら、きっとまったく違った見え方をするんじゃないでしょうか。

時計台の中には、主に2つのテーマの資料が展示されています。

1.時計台の歴史
時計台がどのように造られ、今日に至るまでどうやって保存されてきたかが解説されています。
昔使われていた建具や資材、実際のメンテナンスに使う道具は非常に面白いです。

時計をお手入れする道具


昔使われていた時計装置

おもりで開閉する上げ下げ窓


修復前に使われていた板材

年代測定も行われているそうです。

2.北海道大学創設期の歴史
クラーク博士とその下で学んだ日本の若者たちが、北海道でどう学び、その後どう活躍していったかが解説されています。
北海道という(語弊はあるかもしれませんが)辺境の地にありながら、当時として最先端の技術技能が根づいていたこと、それを日本全国に広めていった学者・学生の熱意に感動を覚えました。

創設当時の北海道大学敷地模型

西洋から招聘された教師たち
「Boys be Ambitious.」で有名なクラーク博士もいます。

札幌農学校(北海道大学の前身)OB
有島武郎、内村鑑三、新渡戸稲造など、錚々たる顔ぶれです。
クリスチャン色の強い学校だったようですね。

夜の時計台
暗くなるとライトアップされます。
周囲の市街地風景にさえ目をつぶれば、本当に素晴らしい建物です。

夜の地下鉄札幌駅
異空間みたいでした。

いよいよ気力体力が尽きたので、適当なホテルにチェックインしました。
軽く酔っていたせいか、ベッドで横になっていると徐々に気分が悪くなってきましたが、薬のおかげで数時間程眠ることができました。

目的地はありませんが、まだまだ続きます。

その4へ続く>

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