お酒を控えて3ヶ月経ちました

02.メンタルヘルスのこと
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昨年秋に、勤めていた会社をやめてから、アル中みたいな生活を送っていた。会社をやめているので、仕事はない。毎日することがない。それで、毎晩深夜までお酒を飲んで、翌日は夕方まで眠り、起きたらまた酒を飲んで、また夕方まで眠り、その繰り返し。

もとからお酒は好きだったが、3年前に上京してから、飲酒の頻度がバカみたいに多くなっていた。ひどい時期には、週六で外へ飲みに行っていたこともあった。

上京前は田舎に住んでいたから、飲み屋の数も少ない。狭い地域だから、お店で飲んでいると、しばしばキライな知り合いと遭遇したりもして、あんまり楽しくなかった。東京は、店の数が多いし、イヤな知り合いに会うこともない。とても楽しかった。

楽しいうちはよかったのだが、だんだん飲酒が習慣になってしまって、アルコールの沼にハマってしまった。仕事をやめてからはずっと、楽しくもないのに、習慣的、なかば義務的に、お酒を飲んでいた。

酒を飲むこと以外は、なにもしていなかったし、できなかった。毎日二日酔いで、家事もロクにできない。家にいるときはいつも酔いつぶれていて、置き物みたいになっていた。それで妻から叱られて、年明け早々から節酒をはじめた。

お酒を控えはじめて、もう3ヶ月経った。めでたいめでたい。こんなに長い間お酒を飲まなかったことなんて、多分この10年で、はじめてのことだろう。

正直に言えば、期間中は、まったくお酒を飲んでいなかったわけではない。

年明けから、身の回りが婚礼ラッシュで、月1ペースで結婚式・披露宴に参列していた。披露宴の席上では、なかなか「ビール以外でお願いします」「お茶でお願いします」と言えない。あと、めでたい席なので、私も少しは雰囲気に酔いたい。なので、「冠婚葬祭に限り」酒を飲んでいいルール、しばりキツめの機会飲酒でやらせてもらっています。なので、正確には「断酒」ではない。

某所で「断酒は、3のつくとき(3日、30日、3ヶ月)が、いちばんつらい」と聞いたことがある。実際、断酒(節酒)を始めてから、数日~数ヶ月のスパンで、さまざまな離脱症状が出てくるらしい。

私のような節酒と、本気の「断酒」とを同列に語るのは、おこがましいけれども、一応3ヶ月間は、ほとんどお酒を飲まずに過ごせた。アルコールの誘惑や、自分の意志の弱さに負けず、機会飲酒の生活をつつがなく守れていることをお祝いしたい。おめでとう。

節酒を始めてみたら、いいことしかなかった。

ひとつ、昼間の時間を、有効に使えるようになってきた。

お酒を飲んでしまった、特に深酒してしまった日の翌日は、夕方まで眠るのが通例だった。午前中に起きるのなんてムリだったし、予定も飲酒に合わせて組むしかなかった。

お酒をやめたら、毎朝早目の時間に、キッチリと目が覚めるようになった。ひどい夜更かしをしてしまったときでも、遅くとも12時前には目が覚める。そのため、午前中の時間を有効に使うことができ、活動時間が正味2倍になった。まあ、することがなくて、結構二度寝してしまうのだが。

ふたつ、食事が楽しくなった。

私は、お酒を飲むとき、飲むほうに集中してしまって、あまり食が進まなくなっていた。だけど、お酒をやめたので、食事に箸が伸びるようになりました。やったね。

今まで、外食するときは「お酒があれば、あとはなんでもいい」という感じだったが、最近は食事の質に重きを置いて、お店を選ぶようになった。そしたら、世界が広がった感じがする。

みっつ、お金の使い道が増えた。

習慣飲酒だったころは、お金の減りがひどく早かった。私は、宅飲みがあんまり好きじゃなかったから、ひとりでも外へ飲みに行っていた。そうすると、一晩で数千円~5千円程度は、軽く使ってしまう。それを、ほぼ毎日だから、手持ちのお金はすべてお酒に消えていく。そして、毎月赤字をたれ流すような状態になっていた。

酒をやめて、たまに友人たちの酒席に顔を出す程度になったら、お酒に関する支出が、劇的に減った。当たり前のことだけど。ちゃんと計算したわけではないけど、お酒関連の支出は、多分以前の2割以下になっているのではないか。

お酒をやめたからといって、手もとにお金が余る、貯金がはかどる、というほど余裕があるわけではない。でも、少なくとも家計はトントン~やや黒字になった。お酒にお金を使わなくなったかわりに、最近はアマゾンでPC用品を買い足すのにハマっている。オタクなので。

よっつ、精神が安定してきた。

ひんぱんにお酒を飲んでいたころ、仕事もせず、夕方からお酒を飲むことについて、後ろめたいものを感じていた(当たり前だよな)。お酒を飲むことで、ますますストレスを抱える、そのストレスをまぎらわすために、お酒を飲むという、どうしようもない負の循環におちいっていた。

お酒をやめたら、そのストレスから開放されて、大変スッキリした。

いつつ、顔が細くなった。

私の顔面は、もとから下ぶくれなのだが、お酒を飲んでたころは、さらにパンパンに浮腫んで、まるでムーミンみたいになっていた。お酒をやめたら、徐々に顔面がスッキリしてきて、会う人会う人に「最近痩せたね」なんて言われたりする。痩せてはいませんが……。

むっつ、酒が飲めなくなった。

これはよく聞く話なんだけど、お酒を飲まないでいたら、お酒が飲めなくなった。飲酒に対する欲求が、まったくわいてこない。披露宴や、その二次会に出て「今日は飲むぞ~!」と意気込んでいても、1~2杯飲んだだけで「今日はもういいや……」となって、ソフトドリンクを飲むようになった。これはいいこと。いや、いいことなんだけど、ちょっと寂しさもある。

飲酒そのものを否定するつもりは、まったくない。昔から「酒は百薬の長」と言われるように、適量の飲酒は、身体と精神にもいい。飲みたくて飲むお酒はいい、美味いし。私も、お酒は大好きだよ。

ただ、飲みたくもないお酒をムリヤリ飲むようになったら、危険信号だと思う。お酒を飲んで、イヤなことを忘れたい。お酒を飲んで、パーッとストレスを解消したい。お酒を飲まないと、眠れない。お酒を飲まないと、気分が落ち着かない。

それらは、アルコール依存症の入り口だから、つらいときに、お酒を頼りにするのは止めたほうがいい。お酒はあなたの親でもなければ、友人でもないし、あなたに寄り添ってくれることは、絶対にない。早く心療内科などへ行ったほうがいい。

私は、お酒が飲めない体質ではないし、お酒がキライとかでもないから、お酒を飲んでる人は今でもうらやましい。正直、私もまたお酒を飲みたいよ。でも、私は、お酒を飲んじゃダメなタイプの人間なんだよな。悔しい。

仕事を辞めて、アル中みたいな生活をしていたころは、妻には本当に苦労をかけてしまった。きっと、つらい思いをさせていた。さっきその話をしたら、当時のことを思い出させてしまったようで、めっちゃ怒られた。

みんな、酒をやめよう。

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