ハンドドリップのこと

07.趣味のこと
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去年から、自宅でコーヒーのハンドドリップを始めた。以前から喫茶店は好きだったが、コーヒーに対してはこだわりがあったわけではない。会社をやめたヒマつぶしにと始めてみたが、やってみると、なかなかおもしろい。

「しょぼい喫茶店」のイベントで、ハンドドリップ教室に参加したことが、そもそものきっかけだった。コーヒーの抽出、素直に楽しかったし、興味深かった。ところが、いざ自宅で始めるまでに、そこから1ヶ月以上かかった。

私は、ものごとを始めるときに、とにかく時間がかかる。これは、コーヒーに限らない。なにごとにおいてもである。なんでこんなに時間がかかるのか、私にもよくわからないけど、多分メチャクチャ面倒くさがりなんだと思う。

どんな道具が必要なのだろうか。「ドリップポット」ってなんだ。抽出方法は間違っていないか。そんなことを考えているうちに、何週間も時間が過ぎていってしまった。

私と似たような人、「どんな道具を買ったらいいかわからない」という人がいるかもしれないので、コーヒーを淹れるために、最低限必要な道具を書いていく。コーヒー抽出の関連書籍・入門サイトは、山ほどあるので、詳しくはそちらを参照していただくとして、これからハンドドリップを始めたい人の参考になれば幸いです。

1.ドリップセット

はじめからセット。大きめのスーパーやホームセンター、輸入食品店やコーヒーショップで、大抵売っている。中身は、ドリッパー(コーヒーを抽出する道具)とサーバー(抽出液を受ける容器)。

値段は、メーカーや素材、形状などによってピンキリである。ハリオやカリタやメリタなど、メジャーなメーカーのものでも、2,000円前後で投げ売りされていることが多いので、特にこだわりがなければ、それを買うといい。

2.フィルター

ドリッパーにセットする、ろ紙。たしか大体100枚300円くらいで売っていたはず。もう少し高かったかもしれない。フィルターは何種類かあり、ドリッパーの形状によって、使えるフィルターが変わってくるので、しっかり確認しよう。

フィルターも、はじめはなんでもいいと思う。さわるとフワフワのやつがいいらしいが、はじめてなので、安いのでいいと思う。

3.ドリップポット

ドリップポット、というとカッコイイが、要するに細口のヤカン。ドリッパーにお湯を注いで、コーヒーを抽出するのに使う。これが意外と高いんだけど、口が細くて耐熱ならなんでもいいので、適当に買いましょう。多分、数千円で買える。

※ドリップポットは直火加熱に対応していないものが多い。できるだけ直火にはかけないほうがいい。

4.ヤカン

お湯を沸かすためのヤカン。多分、家にありますよね、それを使ってください。

5.コーヒー豆

値段はピンキリだけど、はじめは練習だと思って、ブレンドでも買って淹れてみましょう。楽しくなってきたら、別の種類の豆・高い豆にも手を出してみるといいと思います。ミル(豆を粉末にする道具)がないうちは、豆はお店で挽いてもらい、粉末の状態のものを買おうね。

6.コーヒーカップ

耐熱であれば、なんでもいい。家にある適当なマグカップでも、湯呑みでもいいです。

上記6点がそろえば、とりあえずは自宅でコーヒーを淹れて、飲める。必要経費は、全部で5,000円前後くらいでしょうか。わりと安いし、簡単です。

番外.自宅で豆を挽く

5.で「店では挽いた豆を買え」と書いたけど、これは自宅にコーヒーミル(豆を粉末にする道具)がない場合の話。

ミルがある、あるいはミルを買う予定があるのなら、挽いてない豆を買いましょう。そのほうが、豆の保存が効くらしい。

ミルには、手動と電動があるが、圧倒的に電動をオススメします。手動、見た目はかっこいいし、レトロな雰囲気があっていいのだが、いかんせん手動なので、ダルすぎる。最近は、小型電動ミルが4,000円前後で買えるので、そういうのを使うのがいいと思う。

抽出方法については諸説ある。どの説が正しいのかは、よくわからない。ドリッパーにフィルターをセットして、粉末になった豆をフィルターに入れて、お湯を少しづつ注いでいくのだが、お湯の注ぎ方とかにもいろいろあるらしい。

なので、いろいろ調べて、気に入ったやり方でやってください。また、使用するドリッパーの形状によって、抽出方法が変わってくるので、各自ご確認ください。私は抽出するのが下手だから、あまり偉そうなことは言えない。

はじめは、ぜんぜん上手くいかなかった。自分で淹れたコーヒー、とにかくマズいし、淹れるたびに味が変わるので、意気消沈した。しかし、10回、20回と抽出を繰り返しているうちに、だんだんおいしく淹れられるようになってきて、味も安定してきた。

今でも、喫茶店のコーヒーようにはいかない。あいかわらず、味にバラつきがある。たまにとんでもなくマズいものが出てしまうこともある。でも、変化や上達を楽しめるのも、おもしろい。

豆を選ぶのも、楽しい。豆を変えると、当然だが、コーヒーの味もガラッと変わる。コーヒー豆は、世界中で栽培されていて、その種類は多い。豆のルーツを追っていくのも楽しい。

喫茶店でコーヒーを飲むと、1杯400円前後。自宅で淹れれば、1杯50円前後。コストだけ見れば、爆アドだ。まあ喫茶店でいただくコーヒーと、私が淹れたコーヒーとを比べるのは、とんでもなくおこがましいけど……。

手を動かすのも、楽しい。豆をドリッパーにあけて、お湯を注いで、抽出液をサーバーに落として、コーヒーカップに注ぐ……すごく「ていねいな暮らし」って感じがしませんか?

私は今とてもヒマで、やることがないから、こういう小さなところで「やった」感、「生活している」感を補給している。

自宅でハンドドリップ、お金はかからないし、上達する楽しみもあるし、飲む楽しみもあるし、いい趣味になると思う。自分の生活に関することを、自分の手を動かしてやっていくのはいいことだ。

道具にせよ豆にせよ、コーヒーの世界はとても奥が深そうなので、沼にハマらないよう注意しながら、ほどほどにやっていきたい。

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