大森療法

02.メンタルヘルスのこと
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最近、大森靖子というシンガーソングライターの曲を、よく聴いている。

今は「という」なんて言葉をつける必要もないくらい、ビッグネームになっている。高円寺のガード下で弾き語りをしていた女の子、このあいだ結婚したらしい。

アルバム『絶対少女』がメチャクチャ好きで、一時期は狂ったように聴いていたが、もともとあまり音楽に興味がないので、それ以降は追ってなかった。

それが、最近は毎日、一日中聴いている。なぜか。大森靖子を聴くと、多動・衝動性が治まるのである。

私は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)を持っている。程度はさほどひどくはないが、日がな部屋中をウロウロしているし、手足も落ち着きなく動いている。コレ、自分ではどうしようもない。

衝動性も強い。あるとき「ハッ!」となにかを思い立つと、すぐ行動に移してしまう。決断が早く、行動力がある。これはよし悪しなんだろうけど、だいたい悪い結果になる。

それが、大森靖子を聴いている間は、多動も衝動性も治まってくれる。私はこれを「大森療法」と呼んでいる。

大森靖子の曲を聴いたことがある人ならわかると思うのだが、決して落ち着く、リラックスする曲調ではない。すべてがそうとは言わないけど、どちらかといえば、胸がザワつくような曲が多い気がする。

個人的な感覚だけど、それがADHDにはかえっていい効果をもたらしている気がする。

私のようなADHD患者は、つねになにかしらザワついているような状態である。とくになにかあるわけではないが、つねに落ち着かない。そういう障害なので。

そこへ、大森靖子のザワつく曲をぶつけると、障害由来のザワつきと衝突して、対消滅してくれる。なんとなくそんなイメージでいる。

ADHDが発覚したのが、去年の冬。以来、カウンセラーの勧めもあって、音楽などの聴覚的な刺激、色や光などの視覚的な刺激を使って、なんとか自分の多動・衝動性をコントロールしようとしてきた。

はじめは、ありがちなヒーリングミュージックなどを試してみたのだが、全然効かないどころか、かえってイラついてくる。バッハとかシューベルトとかモーツァルトとかには耐えられない。

「難しいな」と思いながら、たまたま大森靖子を聴いてみたら、ピタッとハマった。ポップな曲調、テンポよく変わるコード進行、抑揚のある歌声、単独で見ると本当に落ち着かないのだけど、私にとっては最高に落ち着く。

そういうわけで、最近毎日「大森療法」をやっている。朝昼晩、落ち着かなくなったら大森靖子を聴いている。

気持ちが「静まる」わけではなく、いい感じにフラットになってくれるのがいい。ちなみに、医学的根拠は当然ないので、再現性は期待しないでほしい。

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