眠れない夜のすごしかた

02.メンタルヘルスのこと
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ここ1ヶ月くらい、深刻な不眠に悩まされている。これでも規則正しい生活習慣を意識しているので、毎日遅くとも午前1時には就寝する。ここで一度眠りにつくのだが、なぜだか毎日午前3時くらいに、目が覚めてしまう。

一生懸命に二度寝を試みるのだが、だいたいの場合は、眠れないまま朝を迎える。睡眠に失敗である。そしてそのまま一日を過ごすことになるのだが、当然寝不足の状態だから、パフォーマンスは低い。当たり前のことが、当たり前にできなかったり、途中で息切れしたりする。

生活リズムも、メチャクチャになる。3~4日に一回、身体の電源が突然落ちたように、強烈な眠気に襲われ、そのまま寝落ちしてしまう。明け方だろうが、真昼間だろうが、時間を気にすることなく、猛烈な眠気が襲ってくる。

そして目を覚ますと、だいたい12時間以上が経過している。朝に意識を失えば夕方に、昼間に意識を失えば夜になっていて、大切な一日の時間を、ゴッソリ失ってしまう。

今は、再就職のために、気持ちだけは必死になって、いろいろやっているつもりである。しかし、再就職にあたっての最大の課題が「睡眠」である。毎日ちゃんと眠れないと、職場で安定して仕事ができないし、「眠いので仕事に行けません」と言っていては、お話にならない。

しかし、今のところ、対策はない。睡眠薬・安定剤は、ちゃんと飲んでいる。医師と相談して、薬の処方・服用を工夫したりもしている。睡眠をさまたげるもの(カフェインやアルコールなど)は、極力摂取しないようにしている。できるだけ日光を浴びたり、運動したりもしている。しかし、効果はまったく見られない。不眠の前には、まったくの無力である。

というわけで、ほぼ毎日、世間が目を覚ますまでの5時間くらいを、ムダに過ごしている。早朝の時間というのは、以前ならうつ症状に襲われたり、希死念慮がわいてきたりと、大変キツい、鬼門のような時間だった。最近は、幸い、そういうことはない。ただただヒマで、時間を持て余している。

我が家は、それほど狭くはないけど、それほど広くもない。明かりを点けたり、音を立てたりしたら、室内にいる妻の睡眠のさまたげになってしまう。妻は、私と違って、毎日仕事へ行っているから、妻の生活のジャマをするようなことは、絶対にしてはならない。

そういうわけで、だいたいベッドの上でイモムシみたいに寝っ転がって、スマホを眺めている。これが、いちばん手軽な時間のつぶし方である。

とはいえ、すぐ飽きる。深夜になれば、SNSのタイムラインも遅くなるし、ソシャゲをやるのも限度があるし、他に見るべきものもない。暗い部屋でスマホを見つめていると、余計に眠れなくなるとも言うし、よくない。

スマホに飽きたら、寝室から出てキッチンへ行き、キッチンのスツールに座って、お茶を飲みながら考えごとをしている。場所が変わると、気分が変わる。なぜかしら、キッチンのガスコンロの前に座ると落ち着く。

考えごと、金がかからないからいい。お茶にしても、ノンカフェインのもの(麦茶、コーン茶など)を選んでいるから、睡眠のさまたげにはならない。

眠れない夜に、なにを考えているか。現実的なことを考えると、気が滅入ってきてふさぐので、できるだけ楽しいことだけを考える。明日の食事のこと、ブログのネタ、短歌のことなど。これくらいしかないが。

あと最近、妻のジャマにならないようにと、小さな室内灯を買った。これで、妻の睡眠をさまたげることなく、読書したり、作業したりできるようになった。夜の生活(ちょっとエッチだね)の選択肢が、大幅に広がった。

最近は、短歌の本ばかり読んでいる。私は、短歌初心者なので、歌作のノウハウや、鑑賞の手引きなどを読む。あとは、歌集も少し読むようになった。双極性障害(躁うつ病)になってから、本を読んでも目が滑るばかりで、あまり頭に入ってこなかったが、深夜の読書は、なぜだかとても捗る。いいことではないが……。

聴いている方は少ないだろうが、眠れない夜は、たまにツイキャスでラジオ配信をやっている。特に話すことはないのだが、おなじように眠れない人が集まってくるので、安心する。

ツイキャス、最近はだいたいメンツも固定されてきたというか、イツメンがコメントをくれるので、おもしろい。不眠に悩んでおられる方もいるようで、悩んでいるのは自分だけではないのだなと、心強くなる。

眠れない夜でも、家から出てジムへ行ったり、散歩したりはしない。時間つぶし、「眠れないから」やむを得ずいろいろと工夫してるだけであって、本当にいちばん大事なのは、やはり睡眠だ。もし眠たくなったら、すぐ眠りたいから、家からは出たくないし、なるべくベッドの近くにいたい。

以前は、眠れない夜には散歩しに出たりしていた。そうすると、外でついファストフード店やファミレスに入ってしまって、余計なお金を使ってしまう。それどころか、ウッカリ飲み屋に入って、お酒を飲んでしまうこともあったので、もう深夜には家から出ないと決めている。夜中は、治安も悪いし。

夜中に目を覚ましてから、朝を迎えるまでの時間、本当にムダだなあと思って、心の底から悲しくなる。考えようによっては、人より活動時間が長いとも言えるが、深夜にできることなんて極々限られている。なにより私も、ほかの人たちとおなじように、昼間の時間を全力で生活したい。マトモな生活を送りたい。

しかしながら、眠れないものはしょうがない。不眠の症状が出てから、八方手を尽くしたつもりだが、改善の兆しは一向に見られなかった。最近は、夜中に一度目を覚ましたら、それから二度寝することは、すっかりあきらめている。ムダな努力は、したくない。

不眠との付き合いは長い。思い返せば10年前、双極性障害になったときも、きっかけは深刻な不眠だった気がする。当時は会社勤めだったけど、毎日明け方まで眠れず「早く眠らないと」「どうして眠れないんだ」という焦りで、頭がメチャクチャになっていた。

その点、今は仕事をしていないから、気楽なもんだ……眠れなくても、翌日の予定はなにもない。夜に眠れなかったら、昼に眠ればいい。そんな生活を繰り返していてもいいとは、もちろん思わない。生活リズムを早く整えないと、という焦りはあるが、まあムリせず治していけたらいい。

この記事も、午前3時のキッチンで、スツールに座って書いている。眠れない夜のこの時間も、私の人生の、大切な時間だ。ムダにはしたくないし、できるだけ豊かなものにしたい。

眠れない夜、見方を変えればすごく素敵な時間だ。自分以外、誰も目覚めていない、静かで、時が止まっているようにさえ感じて、とても快い。たまに妻の寝顔をのぞいたりして、この時間がずっと続けばいいのにとも思う。

とはいえ、これに耽溺することのないよう、不眠打倒のために、全力を尽くしていく。私は、早く社会復帰したいんだ。そのためには、絶対に不眠をやっつけなければならない。

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