躁状態になった!

03.精神障害のこと
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朝、ジムの帰りに寄った喫茶店で、コーヒーを飲んでいるとき、突然頭のなかが、幸せでいっぱいになった。それまでは平静だったのに、頭のスイッチが突然切り替わった。生きてるって素晴らしい。美しきかな我が人生。

いつもなら、喫茶店の店員さんに話しかけられても、わりと素っ気ない態度をとってしまう。しかし、今日はしっかり話し込んでしまった。当然だが、余計なことをしゃべっている。

その帰り、道で男と肩がぶつかった。私も男も、なにも言わず、その場を立ち去った。男がずっとスマホを見ていたのが、どうしても気に食わなかった。ぶつかった過失は、相手の男にある。余計な正義感が、頭をもたげてくる。

たかぶって行き過ぎた正義感が着地する先は、どこか。怒り、そして暴力である。安心してください、なにもしていません。ただ、後を追って※してやりたい、その場で※※してやればよかった、そんな考えで、頭が一杯になっただけ。普段はそんなこと考えもしないのに、今日は一瞬で怒りに支配された。

双極性障害に罹患してから、もう10年以上経つが、これ程はっきり「躁転した!」と自覚できたのは、はじめてかもしれない。なにがトリガーかは、わからない。強いて言えばカフェインなのだが、根拠はない。そもそも、トリガーなしでも、気分は変わる。

午前中早めに、自分の変調に気づくことができてよかった。今は怒りが収まらないし、それをなにかにぶつけたいと考えている。だから、家の外には出ないし、人とは会わない。できるだけ身動きも取らない。家にひとりでいて、じっとしている。

向精神薬を追加して服用しようとも思ったが、リーマス(炭酸リチウム)は、すでに許容量いっぱいまで服用しているので、これ以上飲むことはできない。リーマス以外に、躁状態を抑える薬は処方されていないから、あとは大人しくひきこもる以外に、対策がない。

幸いなことだが、私はラピッドサイクラー(躁状態とうつ状態とが、急速に入れ替わる)なので、躁状態は長続きしない。早ければ、数時間で治まることもあった。とはいえ、1週間くらい続くこともあって、その間も生活のあれこれがあるので、まいったなあという感じである。

今のところ、感情の激しい起伏以外に、困りごとはない。食欲は普通だし、物欲もない。クリエイティブ関係で発散しようと思ったが、創作意欲みたいなのも、わいてこない。ただ、感情の高ぶりが、どうしても抑えられない。家にひとりでいるのに、大声を上げて笑ったり、悔しくて地団駄を踏んだり、奥歯を食いしばって泣いたりしている。

頭の芯がキリッとして、焼けるようにジンジンする。背筋がピンとして、非常にシャキッとした気分である。状態としては、緊張状態に近いのかもしれない。鏡で自分の顔を見てみたら、眼光が爛々として、とても凛々しい目つきになっていた。私の場合はだが、躁状態になると、自己肯定感が青天井に上がる。自分がやることなすこと、全部ステキに見えてくる。バカだね。

この記事を書いた直後に躁転(躁状態になった)したので、なんかおかしくなってしまう。こうなると、もうなすすべはないので、とにかく余計なことはしないようにする。自分で身体拘束できる道具でも、あればいいのだけど……それかキツめの安定剤を飲んで、無理矢理にでも眠る、これが現実的か。

しかし、自覚できてよかった。変なことになったり、妻を傷つける前に気づけてよかった。これが、病識というものか。あまりにもハイになっていて、身体の震えが止まらない。今も、手先が小刻みに震えて、タイピングすら上手くできない。それくらいハイになっている。ハイになっている。

なんの根拠もなく「煙草を吸えば治るかも」なんてことを考えた。こういう観念奔逸におちいってることが、躁状態であることの証拠なんだよな。今、外出するのはまずい。無事に煙草を買って帰ってこられればいいが、途中でなにをしでかすか、わからない。

家のなかで、ジッとしているのが最適解なんだろうけど、とにかく落ち着かない。「料理でもしようかな」「掃除をしようかな」と思ったけど、多分、今はなにをやっても、ロクな結果にならない。今、これを書くことで、私は私に「なにもするな」と言い聞かせ、落ち着かせている。躁状態が治まるまでは、なにもするな。

あまりにも鮮烈に気分が変わったこと、またそれを自覚できた記念に、記事として残しておこう。次回、また躁転したときの役にも立つかもしれないし。

というわけで、キツめの薬を飲んで、意識を遮断します。目覚めたら、正常な状態に戻っていますように。ごきげんよう。

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