おひっこし

05.家庭のこと
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こんなご時勢だけど、空気を読まずに引っ越しをした。引っ越しの理由は、妻の仕事の都合。私はいま仕事をしていないので、是非もなく引っ越すことになった。

引っ越し、はじめはストレスでしかなかった。

ひとつ。いまの街に住みはじめてから、3年。ご近所の友人ができたり、行きつけの店ができたり、ようやく街になじんでいたところなのに、もう離れなければならないのか。

ふたつ。単純に大変すぎる。新しい家を探すのが大変だ。入居の審査が大変だ。引っ越し屋さんの見積もりが大変だ。荷づくりが大変だ。また縁もゆかりもない土地へ行くのが大変だ。大変なことだらけだ。

みっつ、お金がかかる。まず、家を借りるのにお金がかかる。単身ならまだしも、ウチは夫婦二人世帯である。それなりに広い家を借りる必要がある。荷物も、それなりに増えている。賃貸の初期費用・引っ越し屋さんの見積もり、総計約50万円というのを見て、かなり憂うつになった。

そんなわけで、私としてはイヤイヤな引っ越しなわけだったけど、引っ越してみたら、とてもよかった。

よかったポイント、まずひとつ。家が広くなった。バカみたいに広くなった。前の家と比べると、面積にして1.5倍広くなった。それまで住んでいた家、広めのワンルームみたいな感じで、四六時中妻といっしょで、それぞれ「自分の空間」というものがなかった。新しく住む家には、なんと「自分の部屋」がある。コレはうれしい。

ふたつ、お家賃が下がった。前の家は東京23区内だったので、お家賃もそれなりだった。お家賃の引き落とし日に口座残高を確認すると、毎回かなりキツい気持ちになっていた。新しい家は郊外なので、都心と比べれば断然お家賃は安い。うれしい。

みっつ、生活しやすそう。引っ越してからまだ3日くらいなので、ハッキリとしたことは言えないけど、たぶん暮らしやすい。近所に大きめのスーパーが3つくらいあるし、バカでかいドン・キホーテもある。駅もまあまあ近い。

よっつ、妻と過ごす時間が増えた。引っ越しをしたら、妻の通退勤時間が減ったので、家で妻と過ごす時間が増えた。べつになにをするわけでもない、お茶を飲みながらおしゃべりをするだけなんだけど、私にとってこの時間は本当に大切な時間だ。

いつつめ、家を「つくる」のが、本当にたのしい。新居、とにかく広いので、いまはがらんどうである。「収納をどうしようか」「テレビの配置はどうしよう」妻とは毎日そんな話をしている。コレがとても楽しい。

むっつめ。私と妻、それぞれ個人の部屋を持つことで、生活のストレスがかなり軽減された。いままでは、広めのワンルームに住んでいたので、家のすべてが共有空間だった。なので、家財を買うときは合議制、コレがけっこうストレスだった。新居では、それぞれ自分の部屋がある。自分の部屋は、自分の好きなようにコーディネートしていい。とてもうれしい。

ななつめ。部屋が広くなったことで、生活に余白が出てきた。新しい部屋、ふたりで暮らすには広すぎる。家具や家財を置いてもまだ広すぎるから、あちこちに謎のスペースができているのだけど、それがいい。謎スペース、正直に言って使い道がないのだけど、生活空間に余白があると、ストレスが減るというか、気持ちに余裕が出てくることがわかった。

いま、私の部屋にはベッドしか置いてない。がらんどうになっている。9月ごろに机と本棚が届く予定なのだけど、それまではなにもない。部屋をいじるのが楽しみで、家具が届くのが待ち遠しくてしかたがない。

新生活も、楽しみである。前の家は都心だったけど、あたらしい家は郊外にある。郊外なので、街にも余白がたくさんある。駅がすこし遠かったり、都心と比べると店が散在していたりして、不便は不便なのだけど、そのぶんのびのび暮らせそう。

私は自転車に乗るのが趣味だったんだけど、都心に住んでいたころは、人や車が多くて、事故が怖くて、自転車に乗れなかった。あたらしい街、人がわりとすくないので、自転車ものびのび乗れそう。

なによりも、家を「つくる」ことが楽しい。すこしずつ家財をそろえていき、レイアウトを考えて、動線を設計して、あたらしいライフスタイルをつくっていくのが楽しい。自分の部屋をつくるのも楽しいけど、共有部を妻と相談しながらつくっていくのも楽しい。

引っ越し、これが人生のなかで12回目くらいなのだけど、いちばん楽しい引っ越しかもしれない。4年前、岐阜から東京へ引っ越してくるときも、希望にあふれてはいたけど、家とか部屋にこだわる余裕はなかった。手狭なワンルームに、必要十分な家財を置いて、おわりだった。今回は、ちゃんと家や部屋にかまける余裕がある。楽しい。

「私の部屋」が完成するまで、まだ1ヶ月以上ある、それまではほとんどなにもできないけど……あたらしい街、あたらしい家、あたらしい部屋での暮らしを考えると、ワクワクが止まらない。

ただ、引っ越しでテンションが爆上げしていて、財布のヒモがかなりゆるんでいるので、そこだけは注意しないといけないな。さしつかえのない範囲で、のんびりと家をつくっていこう。

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