連作短歌 病禍の春

07.趣味のこと
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ちよろずの花咲きぬるを窓辺より
眺めつ暮らす病禍の春や

ふるさとに花がさきぬるさなへつき
みやこにありてさとおもいけり

網戸より吹きゐる風に春をしる
うららかなれど家を出るまじ

為政者は「他行すまじ」と言ひ給う
耐ふ民ぞみなあへなく思ふ

ことならば見るよしもがなウイルスを
さすればおそる人もあるまじ

人の世はうつりにけりないといしく
いとあはれなるこぞの春かな

こもりゐる人にぞ花は見えぬとも
うめもさくらもしかと咲きたり

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