こころとからだ

02.メンタルヘルスのこと
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10年前くらいから、双極性障害(躁うつ病)という精神障害をわずらっている。

「精神障害」なので、さまざまな精神症状があらわれる。たとえば躁状態によるアッパーな精神症状、うつ状態によるダウナーな精神症状、希死念慮など。

「精神障害」と言いつつ、精神だけではなく身体にもさまざまな症状があらわれる。たとえば食欲不振、過食、不眠、過眠、手足の震えなど。

10年くらい、ずっと向精神薬を飲んでいる。リーマス(炭酸リチウム)という薬を中心に、あと何種類かの安定剤や睡眠導入剤などを服用している。

向精神薬は、その名の通り精神(脳)に作用する。向精神薬の効き目は絶大で、精神疾患・精神障害にはまず薬物療法で対処するのがいいと思う。

しかし、向精神薬を飲んでいても、心身の症状が治まらないときもある。そういうとき、いままではなすすべなしだったのだけど、最近はいくつか対処法が見つかってきた。

向精神薬は、名前の通り精神へのアプローチだ。向精神薬が効かないときは、身体へアプローチすればいい。

「すればいい」って、そんなカンタンなことじゃないよね。そんなの私もわかっている。わかっているけど、カンタンなことが意外と効き目を発揮することもある。

たとえば、運動。「42.195km走れ」とか、「ベンチプレス100kg上げろ」とか、そんな大げさなことではない。たとえば30分お散歩をするとか、毎日ラジオ体操をするとか、それくらいの運動でも十分精神にも効く。

たとえば、食事。うつ状態のときは、食事もおざなりになりがちである。食事の準備は面倒くさいし、だいいち食欲自体がないことが多いので、メシを食べる気にならない。

かといって、なにも食べないのは本当によくない。これは経験則だけど、空腹はうつを加速させる。なので、カンタンに食べられるもの、たとえばゼリー飲料などを用意して、決まった時間になったらソレを食べる。

たとえば、睡眠。躁でもうつでも、眠れなかったり、眠れ過ぎたりする。眠れ過ぎるのはまァいいんだけど、眠れないのはマズい。

なので、睡眠の質を上げる。まずは寝具。布団とまくら、自分の身体に合った寝具を厳選する。最近は、チェーンブランケットという、重りの入った寝具が話題である。睡眠障害持ちとして、私も気になっている。

あとは、適度に身体を疲労させること。お布団は気持ちいい、ずっと眠っていたい気持ちはよーくわかるけど、それでは睡眠の乱れは一向に改善しない。適度に外出・運動して、陽の光を浴びて、身体を疲れさせよう。

どうしても眠れないときは、薬に頼る。私も、どうしても眠れないときは、頓服でキツめの安定剤を飲んでいる。この薬を飲むと、脳が強制的にシャットダウンされる。服用すると眠れ過ぎるのが困ったものだけど、眠れないよりはマシだ。

精神と身体、こころとからだ、と書くとまるで別物のように見えるけど、どちらも私という生き物の持ち物であり、ふたつは密接に結びついている。精神がダメになれば身体もダメになるし、逆もまた然り。

ということは、精神がよくなれば身体もよくなるし、身体がよくなれば精神もよくなる、ということも言えるのではないか(ある程度はだけど)。

古代ローマの詩人・ユヴェリナウスの言葉に「健全な精神は健全な肉体に宿る」というものがある。この言葉の解釈については諸説あってややこしいので割愛するけど、精神が不健全なら身体を健全にすれば、身体が不健全なら精神を健全にすれば、もう片方もおのずと健全になるのではないか。

というわけで、今日も早起きをして、キチンと食事をとり、近所をすこし歩いて日光を浴び、温かいお風呂に入って早めに寝る。そうすることで、たとえ精神障害があっても、なんとか生きていける程度の健全さを持ったこころとからだを得られると信じている。

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