日記をつけようと思います

07.趣味のこと
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就職した。わけあって、2年ほどマトモに働いていなかった。ニートをやっていた。1年くらいは「こんな感じで生きていたいなあ」「こんな感じで生きていけるかも」と思っていたけど、世のなかそんなに甘くはなかった。

去年の晩秋あたり、空気が冷え込み始めたとともに、懐具合も急に寒くなってきた。ニートなので、もちろん無収入である。貯金を取り崩しながら生活してきたけど、どうもあと2ヶ月後には家賃を払えなくなりそうだった。

お金がないなら、ないなりに暮らしていくという道もあるけど……いまの暮らしにはとても満足しているので、なんとかこれを維持していきたい。そんなわけで一念発起して、安定した収入を得るために、就職活動を始めた。

職歴にブランクあり、頭には障害あり、タイムリミットあり、もういい歳だし、オマケにコロナ禍での就職活動だったので、大変つらい思いをした。途中何度も心が折れそうになったけど、あきらめなかったのと、運がよかったこともあり、なんとか就職が決まった。就職までの経緯は、またあらためて書きたい。

そんなわけで、また会社勤めをしている。毎朝決まった時間に起きて、決まった時間の電車に乗って、決まった時間に出勤する。今回の転職ガチャはアタリだったようで、今のところは毎日定時に退勤できている。帰宅したら食事をして、お風呂に入って、少しテレビを観て、0時前には寝る。極めてヘルシーで、規則正しい生活を送っている。

毎日充実している。給料は高くない、というか低い。30代男性の所得としては、情けないくらい低いと思う。前の会社にいたときと比べると、年収は半分くらいになるかもしれない。

ただ、待遇や環境に不満はまったくない。自分に合った仕事ができていると思うし、ストレスもほとんどない。2年間ひきこもりみたいな生活をしていたせいか、体力がガクッと落ちてしまったようで、身体的にはメチャクチャにキツいけど……精神的にはとても満足している。

心が満足してしまったせいか、ブログに書くことがなくなってしまった。

ウェブでちゃんと文章を書き始めたのが、2018年の春ごろ。当時はnoteというサービスを使っていた。あのころは毎日キツめの焦燥感に悩まされていて、自分のなかの苛立ちを吐き出すように文章を書いていた。

持病の双極性障害の症状が悪化して、仕事をやめて、寝たきりのような状態になり、酒ばかり飲んでいて、生活はグチャグチャになっていた。

毎晩キツめの希死念慮におそわれて、「死んだほうがマシかな」「死んでラクになりたい」と思いつつ、「死にたくない」という気持ちも強くて、感情もグチャグチャもなっていた。

切迫感があった。感情を文章にして、自分の外に出していかないと、気が狂ってしまいそうな。過去のこと、障害のこと、ままならない人生のことが、心のなかにうずたかく積み重なっていて、ゴミの山みたいになっていた。それを処理するために、必死で文章を書いていた。

2020年くらいまで、嘔吐するように書いて、書いて、書いていたら、心がだいぶんスッキリしてきた。ひと通り吐き出し終わったのか、「もういいかな」という気持ちになってきて、書くことへのモチベーションがキレイになくなってしまった。

それまではなんとなく「文章で食べていけたらいいなあ」というさもしい考えもあった。ただ、シコシコと書き続けているうちに、書きたいことがなにもなくなってしまったので、たぶん書くことへの適性はなかったんだと思う。

2年前に書いた文章を読み返していると、なんか他人のできごとを読んでいるような気持ちになる。間違いなく自分で書いたもののはずなのに、読みながら「へぇーっ」と思うことが多い。

たぶん追い詰められて、溺れるように書いていたんだろう。大変につらかったことだろう、ご同情申し上げる。しかし「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言いまして、2年前の自分がどんな気持ちで書いていたのか、いまはさっぱりわからない。

そんなわけで、ブログもずいぶんサボり気味になってしまった。書くことがないので、書けない。これはもうどうしようもない。もともと趣味で始めたブログなので、別にノルマとかないし、ムリをして書く必要はないんだけど……ムリをしてでも書きたい理由が、ひとつだけある。

このブログ「悲しき温帯」は、お名前.comでドメインを取得し、サーバを借りている。つまり、ランニングコストがかかっている。

もうヤル気がなくなったので、解約すればいいんだけど……手違いで、ドメインとサーバについて、来年の夏までの契約料金を前払いしてしまった。いま解約しても、前払いしたお金は戻ってこない。あと1年ちょいは、ドメインとサーバの権利を保持することになる。

根が貧乏性なので、お金を払ったものについては、最大限活用したい。しかし、いかんせん書くことがない。書きたいことがない。しかし、なにか書かないと損したような気持ちになる。

以前のような熱量を持った文章は、たぶんもう書けない。体調を崩して、不安定な無職になれば、また追い詰められてなにかが書けるのかもしれない。ただ、もう体調を崩すのはイヤだし、もう無職にはなりたくない。

かといって、なにも書かないのは損だ。いや、損ではないけど、支払い済みのドメイン代とサーバ代がもったいない。というわけで、気が向いたときに、その日に感じたことや、思ったことなどを書いていけたらいいなと考えている。

とはいえ毎日平穏無事に過ごしていて、波風立たない生活を送っているので、特段書くことがないのは変わらないけれど……まあ日記程度に、最近起こったこと、それに対して思ったこと、おいしいものを食べたこと、お出かけして楽しかったことなんかを書いていきたいなあと思う。

日記について、以前はnoteで「禁煙日記」というものを毎日つけていたのだけど、毎日書くのは大変だし、noteはなんかイヤな感じだしで、結局やめてしまった。

日記、とはいっても、毎日書くのはムリだ。ムリはしたくない。なので、3~4日に一度、週に2回くらいの更新を目指していきたい。

今回の就職先では、幸いなことに文章を書く仕事につくことができた。仕事で文章を書いているので、プライベートではますます文章を書きたくないんだけど……やはりドメイン代とサーバー代がもったいないので、なんとかブログも続けていきたい。

「継続は力なり」と言うけど、継続することはとてもむずかしい。2018年の春から、2021年の春まで、だましだまし3年ほど書き続けられている。私は根が本当に飽きっぽいので、これだけ継続できていることは奇跡に等しい。正直に言うと、ブログは削除してラクになりたいんだけど、もうお金を支払ってしまっているので、そういうわけにもいかない。

これからは、身のまわりのことを、ぼちぼち書いていきたい。書くことに対して、以前のような切迫感はないし、たいしておもしろいことは書けないんだろうな。ただ、書くことは、私にとってカンダタの蜘蛛の糸のようなもので、生きるよすがだから、これからもやめたくない。細々とでいいから、書き続けていきたい。

欲を言えば、ブログに貼ったアドセンスで、小銭を稼ぎたいというのはある。しかしながら、私のブログみたいな弱小零細コンテンツでは、ドメインとサーバのコストを回収するのがやっとというところで、あまり夢がない。

とはいえ、ドメインが失効して、サーバの契約が切れるまでは書き続けていたいと思う。

最近は日常が満ち足りていて、なにも考えずに生きていても幸せを感じる。ただ、この幸せな環境を当たり前だと思っていると、世界を見るための眼鏡はどんどん曇って、歪んでしまうんだろう。これからも幸せに過ごすために、日々の暮らしを注意深く見つめていきたい。

朝ちゃんと起きられた、ご飯がおいしかった、電車で座ることができた、上司にほめられた、妻の機嫌がよかった、掃除して部屋がキレイになった、夜はゆっくり寝られた。そういう日常のよかったこと、毎日のなかでキラキラ光るものを記録して、自分の心にとどめて置くために、日記をつけていこうと思う。

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