人生最後の旅に出る その10(八戸~関東・寄宿生活)

01.人生最後の旅に出る
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その9からの続き>

憧れのリンゴ農家の夢は破れてしまったので、もう青森に用はありません。
当時はたしか開通したての東北新幹線・はやぶさに乗って、一気に東京まで向かいます。

新幹線の運賃がバカみたいに高かったので、IGRいわて銀河鉄道とJR東日本在来線を併用して東京へ向かおうかとも思ったのですが、コッチはバカみたいに時間がかかる上に、どう頑張っても宮城のあたりで一泊しなくてはならず、トータルコストを考えれば同じだよ……と自分に言い聞かせて切符を購入しました。

全席指定、勘弁して下さい

東北新幹線の駅ホーム、新しいだけあってすごくキレイでした!
都市部の駅とは違って人も少なく、アーチ状の天井が開放的です。

この鉄骨の組み方はなんというのでしょうか

はやぶさカッコいい

昨日からなにも食べていないので、駅弁を購入しました。

ウニ・イクラ・トビコの海鮮わっぱ
こういうことをしているから、お金が続かないんですよね。

弁当を食べて気絶していると、あっという間に東京駅です。

この時はまだ駅前の工事が終わっていませんでした。

東京駅は初めて見ましたが、素晴らしい駅舎ですね。

ここから、千葉の友人宅へ向かいます。
事情を話したところ、しばらく泊めて頂けることになりました。
この場を借りてお礼申し上げます。

おかげで、本当に久しぶりにぐっすり眠れました。
チェックアウト時間を気にしなくてもいいというのが、本当に素晴らしいです。
人様のお宅であるにも関わらず、夕方まで寝てしまいました。
また、毎食きちんとした食事を頂き、お酒も飲ませてもらいました。
お風呂に浸かるのも久しぶり、マトモな生活が久しぶりです。

久々に体重を測ってみたら、1週間前とくらべて10kg以上痩せていました。
ロクに飯を食ってないし、そうなりますよね。

散歩道の途中のお寺にあった摩尼車
金木・雲祥寺で見た後生車と似たようなものですが、これは車輪表面に経が掘られており、1度回すと読経1回分の徳が積めるそうです。
かなりの回数を回した気がしますが、今のところなにもいいことがありません。
まだ功徳が足りないのでしょうか、それとも来世に期待ということでしょうか。

千葉の友人宅を出た後、次は多摩の友人の元に身を寄せました。
洗濯機を貸して頂いたり、食事をご馳走になったり、布団でゆっくり寝かせてもらったりと、疲れや汚れが落ちていきます。
本当にありがとうございました。

この友人も私も本好きなので、一緒に神保町の古書店街へ出掛けました。

喫茶さぼうる

神保町、古書店も専門化しています
『矢口書店』は映画の脚本等を専門に扱う古書店。
他に、歴史書や建築関係書籍、医学書や絵本、洋書の専門店など、どのジャンルにも専門の古書店があります。
エロ本専門店もあります。

本の壁

大変いい古本がたくさんあったのですが、残念ながら余剰資金がなく……。
記念に1冊だけ、リルケ『マルテの手記』(100円)を買いました。
(カバーを見ると当時を思い出してしまうので、まだ読んでいません。そろそろ読みます。)

このあたりで世間はゴールデンウィークに入り、友人達もそれぞれの予定に出かけていきます。
いくら身をやつしているといっても、さすがに主人不在の部屋にいられるほど面の皮は厚くありません……。

ここからしばらく、宿無し生活が始まります。

その11へ続く>

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